ご無沙汰しております。
北川木工です。
現在HPに不具合が生じております。
たくさんの方々からお知らせ頂き、感謝いたします。
ありがとうございます。
しかしながら、HPは製作委託しているため、私の操作できる範疇でないのです。
もちろん製作し管理してくれている友人も復旧対処してくれているのですが
すぐに復旧するのは難しい様です。
ブログ、HPの効果か、更新すると対処できないほどの問い合わせや質問がくるため、
怖くて今はブログも更新出来ていません。
従来の木工、漆の仕事は弟子達に任せ、ギター修理に専念していますが、
人一人で出来る手仕事などほんとしれたものです。
ましてや思い入れある大切なギターをお預かりして、復活させていく作業は
簡単に進むものではありません。
正直、私自身の見積もりが甘く、想像以上に時間がかかってしまう
のが常です。
このギター修理の仕事は、最初から最後まで自分の納得行くように、
私一人で進めさせて頂いております。
こつこつ坦々と進む意外に方法はないのです。
今は受けた仕事を確実に収める事に専念し、営業活動はしばしお休み状態に入っています。
納期の方も多分に漏れず遅れてしまっています。
申し訳ありません。
最近は、非常に重症な修理依頼が多く そんなギター様達から
掛け替えのない濃密な、鳥肌の立つような修理方法や情報を学ばせていただいています。
毎日非常にエキサイティングです。
頭も体もフル回転でのめり込んでいます。
しばらくなりを潜めていたため、多くの方々にご心配おかけしてしまっている様です。
廃業したわけでも、体壊したわけでもありません。
元気に毎日仕事させていただいています。
もう少し埋没させておいてください。
心から感謝いたします。
ありがとうございます!
2012年11月22日木曜日
2012年6月8日金曜日
Gibson LG-2 1943年
こんにちは。 北川木工です。
長い間気にかかっていた大修理に、やっと4月から着手し出しました。
このギターは、2年前に神戸のミュージシャンの方からお預かりしました。
が、去年、一昨年とどうしようもない忙しさと
このギターのあまりに損傷激しさに気後れし、なかなか手を出せなかったものです。
無期限でお預かりしたものの、ずっと気がかりでした。
春に意を決し取り掛かり出しました。
戦前のGibson字態
バナーヘッド
モデル名やシリアルナンバーは
どこにも見当たりません。
ネックは3ピース
オープンバックペグ
トラスロッド無し
極太三角ネック
そしてボディーは・・・・
このような状態です。
この損傷は阪神大震災の時に
起こってしまった不測の事故でした。
チップボードケース収納されていましたが、
上から重い機材が落ちてきて潰された
らしいです。
私は、京都にいましたが凄まじい縦揺れ状態
でした。
内部のブレージングもバラバラ トップはネックブロックを起点に縦割れだけでなく横にもへし折れています。
出来るだけオリジナルの材を使って修復し、塗装まで仕上げる約束です。
バック板剥がしトップ板修復していくか、トップ剥がしバラバラの状態で修復するか
散々悩みました。
横割れの折れを修復するにはトップ剥がしバラバラのピースを繋ぎ合わせるしかないと思い方針が決まりました。
トップ板を剥がす準備をします。
スクレーパーに剥離材をつけながらバイディングを外して行きます。
これをまた使いたいのでダメージ与えぬ様
慎重の剥がします。
熱を加えて剥がすと伸びてしまって再度
使えないので、剥離材で接着剤溶かし
ゆっくり剥がします。
ドライヤーで熱を加えながらトップ板を剥がします。
あちこちにダメージがあり、また乾ききった
材のため材自体が弱ってもろく、力任せの無理強いは禁物です。
まず、左ピース剥離
続いて右ピース剥離
センター下部剥離
この工程にはブレージングを剥がしながらの
作業が当然必要なわけで、ホールから手を
入れてブレージング剥がす、剥離材使う、
熱かけるなど、
一筋縄では行かぬ作業でした。
こんなバラバラになったトップ材剥がし作業は
なかなか経験出来ないです。
さて、残ったネックブロック周辺の剥離。
これは厄介です。
何故なら、ネックがダブテールジョイントで収まっているため、どう考えてもこのピースは
抜けないのです。
ネック外すか、ダブテール部割るつもりで強引に行くか
思案です。
続きは、また次回で!
長い間気にかかっていた大修理に、やっと4月から着手し出しました。
このギターは、2年前に神戸のミュージシャンの方からお預かりしました。
が、去年、一昨年とどうしようもない忙しさと
このギターのあまりに損傷激しさに気後れし、なかなか手を出せなかったものです。
無期限でお預かりしたものの、ずっと気がかりでした。
春に意を決し取り掛かり出しました。
戦前のGibson字態
バナーヘッド
モデル名やシリアルナンバーは
どこにも見当たりません。
ネックは3ピース
オープンバックペグ
トラスロッド無し
極太三角ネック
そしてボディーは・・・・
このような状態です。
この損傷は阪神大震災の時に
起こってしまった不測の事故でした。
チップボードケース収納されていましたが、
上から重い機材が落ちてきて潰された
らしいです。
私は、京都にいましたが凄まじい縦揺れ状態
でした。
出来るだけオリジナルの材を使って修復し、塗装まで仕上げる約束です。
バック板剥がしトップ板修復していくか、トップ剥がしバラバラの状態で修復するか
散々悩みました。
横割れの折れを修復するにはトップ剥がしバラバラのピースを繋ぎ合わせるしかないと思い方針が決まりました。
トップ板を剥がす準備をします。
スクレーパーに剥離材をつけながらバイディングを外して行きます。
これをまた使いたいのでダメージ与えぬ様
慎重の剥がします。
熱を加えて剥がすと伸びてしまって再度
使えないので、剥離材で接着剤溶かし
ゆっくり剥がします。
ドライヤーで熱を加えながらトップ板を剥がします。
あちこちにダメージがあり、また乾ききった
材のため材自体が弱ってもろく、力任せの無理強いは禁物です。
まず、左ピース剥離
続いて右ピース剥離
センター下部剥離
この工程にはブレージングを剥がしながらの
作業が当然必要なわけで、ホールから手を
入れてブレージング剥がす、剥離材使う、
熱かけるなど、
一筋縄では行かぬ作業でした。
こんなバラバラになったトップ材剥がし作業は
なかなか経験出来ないです。
さて、残ったネックブロック周辺の剥離。
これは厄介です。
何故なら、ネックがダブテールジョイントで収まっているため、どう考えてもこのピースは
抜けないのです。
ネック外すか、ダブテール部割るつもりで強引に行くか
思案です。
続きは、また次回で!
2012年5月24日木曜日
Martin 00-18 1946
Gibson J-50 1960
Lakewood 型番?
Lakewood 型番記載忘れ
落下による破損
トップ板剥がれ
サイド板割れ、剥がれ
エンドブロックは割れなく無事であった。
マイクロスコープで確認しながら接着材投入。
内部にネックブロック~エンドブロックまでのつっぱり棒入れ、外からクランピング。
割れ部裏からパッチ処理
足りないインレイ、バイディング修理
色つけ、部分塗装
落下による破損
トップ板剥がれ
サイド板割れ、剥がれ
エンドブロックは割れなく無事であった。
マイクロスコープで確認しながら接着材投入。
内部にネックブロック~エンドブロックまでのつっぱり棒入れ、外からクランピング。
割れ部裏からパッチ処理
足りないインレイ、バイディング修理
色つけ、部分塗装
2012年1月30日月曜日
ギター発送のリスク 実験!ハードケースに調整済みギターを入れて倒してみた!!
こんにちは。
北川木工です。
今日はyoutubeに出した新しい動画を是非見ていただきたいと思います。
私の工房では、年間におよそ200本程のギターの発着送があります。
その殆どはヤマト運輸で、ドライバーも親切でよくわかってくれています。
しかし、到着するまではいくつもの基地をめぐり多くの人、機械を経由しています。
その間に、倒されたり落とされたり・・・ などの事故があってもおかしくありません。
現実私の工房にも年2~3件、到着時のギターの様子がおかしい
というお客様からのご連絡があります。
私の納得した修理、調整行なっても、この様な輸送の事故起これば水の泡です。
重症ならば、お客様からの連絡ありますが、軽いセッティングの狂いレベルでは
北川木工もこんなものか・・・で済まされているかもしれません。
本来、ギターは手渡しにしたい それが私の望みです。
しかしながら、それは不可能です。
第一線で活躍されているプロミュージシャンの方々や
大手レコード会社のレコーディング用の楽器保管している部署
投機目的のコレクターなど、
シビアなクライアントからの仕事もたくさん来る様になりました。
私は常にその個体のベストを追求する姿勢で仕事に望んでいます。
いい加減な状態で送る事は有り得ないです。
(もちろん、予算やお客様との打ち合わせで簡易方法をとる事は有り得ますが)
ですから、余計に自分のセッティングがちゃんと届いているのか心配になります。
倒される様な一度の衝撃で音も操作性も完全に変わってしまう様子をご覧下さい。
これを見て輸送事故のリスクを心に刻んでおいて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=KA9jcsbGKyM&feature=related
新しいホームページはこちら
http://www.kitagawa-mokko.com/index.html
北川木工です。
今日はyoutubeに出した新しい動画を是非見ていただきたいと思います。
私の工房では、年間におよそ200本程のギターの発着送があります。
その殆どはヤマト運輸で、ドライバーも親切でよくわかってくれています。
しかし、到着するまではいくつもの基地をめぐり多くの人、機械を経由しています。
その間に、倒されたり落とされたり・・・ などの事故があってもおかしくありません。
現実私の工房にも年2~3件、到着時のギターの様子がおかしい
というお客様からのご連絡があります。
私の納得した修理、調整行なっても、この様な輸送の事故起これば水の泡です。
重症ならば、お客様からの連絡ありますが、軽いセッティングの狂いレベルでは
北川木工もこんなものか・・・で済まされているかもしれません。
本来、ギターは手渡しにしたい それが私の望みです。
しかしながら、それは不可能です。
第一線で活躍されているプロミュージシャンの方々や
大手レコード会社のレコーディング用の楽器保管している部署
投機目的のコレクターなど、
シビアなクライアントからの仕事もたくさん来る様になりました。
私は常にその個体のベストを追求する姿勢で仕事に望んでいます。
いい加減な状態で送る事は有り得ないです。
(もちろん、予算やお客様との打ち合わせで簡易方法をとる事は有り得ますが)
ですから、余計に自分のセッティングがちゃんと届いているのか心配になります。
倒される様な一度の衝撃で音も操作性も完全に変わってしまう様子をご覧下さい。
これを見て輸送事故のリスクを心に刻んでおいて下さい。
実験!ハードケースに調整済みギターを入れて倒してみた!!(1)
http://www.youtube.com/watch?v=KA9jcsbGKyM&feature=related
実験!ハードケースに調整済みギターを入れて倒してみた!!(2)
http://www.youtube.com/watch?v=V9e5pWDRpx8&list=UUgxiofM_PAzk3yA4XM_KB新しいホームページはこちら
http://www.kitagawa-mokko.com/index.html
2012年1月19日木曜日
2012年
北川木工です。
今年もよろしくお願い致します。
昨年も皆様方お世話になりました。
2011年は264本の修理調整させて頂きました。
よ~がんばった!
今年も頑張りまっす。
早速ですが・・・ 実は 実は
新しい ホームページ 出来たのです。
うっほほ~い!!!
今度のホームページは今、北川木工にある仕上がった中古ギターの在庫と、
そのサンプル音源映像が見れます。
今まで多くの方々から、今在庫何あるの? とご連絡頂いてながら
上手く伝えれなかった手塩にかけた即戦力の弾き易い!音も良い!
ギター在庫がパソコンで楽しんでいただけます!
嬉しいです。
やっと念願かなった!
私にこんな高度なWEBデザインできるわけない。
実は2人の若者が Integram と名乗り 私の苦手分野の
お仕事手伝ってくれる事になったのです。
まだまだ始まったばかりで、親方まだ訳わかっていないため、
穴だらけのHPではありますが、とりあえずUP UP UP しちゃいます。
Integramの彼らも、もちろんギター弾きで、修理させて頂いたお客様なのですが、
私の仕事と姿勢、方向性にえらい感銘してくれ、
皆で日本一の中古楽器屋をつくろうと、
やいのやいの盛り上がり計画していました。
よっしゃ!やるかと 僕がGoかけると
なんと若いですね~。さすがプロですね~。
あっという間にHP作ってくれ、撮影、録音してこんなのが出来上がりました。
私、もう3年以上考えながら動きだせなかった計画が
ぽこんっ! と安産で生まれました。
ありがとうね!! Integram
ではでは、見て下さい!
北川木工 and Integram ホームページ ぶへへ~~~~いっ!!
http://www.kitagawa-mokko.com/
いってらっさ~~い!!!
北川木工です。
今年もよろしくお願い致します。
昨年も皆様方お世話になりました。
2011年は264本の修理調整させて頂きました。
よ~がんばった!
今年も頑張りまっす。
早速ですが・・・ 実は 実は
新しい ホームページ 出来たのです。
うっほほ~い!!!
今度のホームページは今、北川木工にある仕上がった中古ギターの在庫と、
そのサンプル音源映像が見れます。
今まで多くの方々から、今在庫何あるの? とご連絡頂いてながら
上手く伝えれなかった手塩にかけた即戦力の弾き易い!音も良い!
ギター在庫がパソコンで楽しんでいただけます!
嬉しいです。
やっと念願かなった!
私にこんな高度なWEBデザインできるわけない。
実は2人の若者が Integram と名乗り 私の苦手分野の
お仕事手伝ってくれる事になったのです。
まだまだ始まったばかりで、親方まだ訳わかっていないため、
穴だらけのHPではありますが、とりあえずUP UP UP しちゃいます。
Integramの彼らも、もちろんギター弾きで、修理させて頂いたお客様なのですが、
私の仕事と姿勢、方向性にえらい感銘してくれ、
皆で日本一の中古楽器屋をつくろうと、
やいのやいの盛り上がり計画していました。
よっしゃ!やるかと 僕がGoかけると
なんと若いですね~。さすがプロですね~。
あっという間にHP作ってくれ、撮影、録音してこんなのが出来上がりました。
私、もう3年以上考えながら動きだせなかった計画が
ぽこんっ! と安産で生まれました。
ありがとうね!! Integram
ではでは、見て下さい!
北川木工 and Integram ホームページ ぶへへ~~~~いっ!!
http://www.kitagawa-mokko.com/
いってらっさ~~い!!!
2011年3月7日月曜日
サドル ナット 調整 制作 作り方
こんにちは。北川木工です。
今回は北川木工のサドル、ナットの制作方法についてレポートします。
多くの方から作り方についてご質問あります。
ギターリペア、調整の基本的でとても大切なパーツですね。
しかし、このパーツは作り手の考え方や演奏のタイプによって
セットアップの方法、方向性が違うということを知っておいて下さい。
これから記す事は、私の考え方、作り方の基本であり、レパートリーの1部です。
リペアの最終段階でサドル、ナットのセットアップ行うわけですが、ネックの状態、フレット擦り合わせなど、終えた上でのセットアップを前提とします。
写真は、いろいろなギターの制作途中の物を使うことになりますが、サドル、ナットの制作を限定にして下さい。
では、始まりはじまり
よくあるご質問にサドル、ナットどちらを先にセッティングするのか?というのがありますが、当然ながらサドルです。
ナットを先にギリギリにセッティングしてサドル高さ落とすと、ナット側でも更に弦高下がり、開放でビビる事になりますよね。
ナット溝削りがリペア、セットアップの最終になります。
サドルを作る時、私は12F1弦3mm 6弦3.5mm位からスタートします。
かなり弦高高いです。
サドルのRは元付いている物や、タスクの汎用の物で型どり、ベースとします。
後々にその個体の指板R、個体癖に合うよう加工していきます。
サドル溝幅、深さは個体によってまちまちです。仕込みの基本として、厚みが足りず弦圧で前に倒れてしまうようなモノは論外です。
市販のサドルの厚みで合えばラッキーですが、そんなことは殆ど無いです。
厚いものから削り出す事になります。
大きめ大きめでやり過ぎないのがコツです。
溝の深さ確かめ、厚いまま、溝より少し長い様に先程の弦高目安に型とり、糸鋸でカットします。
弦の乗るR部分は直角に平たいままにしておいて下さい。
ややテーパーをつけて(溝に入る方を薄く)溝に噛むようにヤスリで削り薄くしていきます。
薄い方が溝に噛んだら、ここで初めて溝の長さに丁度になる様カット、又は削り、溝端の半円に合わせてサドルの端を280番くらいのペーパーで丸めます。
この時点ではまだまだ底にまで入らないはずです。
次に溝底にまで入り込む様に厚みを削る訳ですが、薄くなりすぎない様に写真のように鉛筆で溝の縁を塗ります。
こうして縁を塗っておくとサドルの厚み、長さのキツイ部分に黒く鉛筆が付きます。
こんなふうです。
圧着の強い部分は濃く付きます。
これを320番くらいのペーパーで取っていきます。
何度か繰り返すと、うまい具合にきっちり気持よくサドルがおさまります。
しかし、まだ高さは高いので、まだ後で削る必要があります。
とりあえず収まりの練習です。
軽くペンチで引っ張って抜けるくらいの仕込みが理想です。
ピエゾ素子が下に敷いてあるエレアコはちょい緩めにします。
これでサドルを収めてチューニングしてみます。
1音下げDでチューニングします。
この時点では、まだ弦高高くサドルの出も多いので、ノーマルチューニングするとサドルを割ってしまう可能性あるのです。

こんなふうに割れます。
せっかくスカっと収まったのに割ってしまうとショックです。
しかも2枚も・・・
Martinのビンテージなどは薄いので簡単に割れてしまいます。
1音下げにしときなよ。
Martinさんが教えてくれました。
Dでチューニング出来たら、ネックをヘッド側から覗きネックの反りを確認します。
ストレート、或いは順反りならば、トラスロッドを使い時計回りに15分づつくらい締めながら軽い逆反りのネック状態を作ります。
なぜ、ここで逆反りをつくるのか?それは先でビビリチェックするときに分かります。
軽い逆反りでセット出来たら、ここで12Fの弦高を計ります。
この個体の現状の弦高は12F6弦4mm 1弦3.2mm
です。ちょっとスタート高過ぎでしたね。
まっ 低いよりましです。ご愛嬌。
これを2.8mm 2mmに持って行くにはどれくらいサドル下を削るか計算します。
1,6弦とも1.2mm落としたいので、サドルの底に当たる部分を2.4mm落とす必要があります。
実際に落としたい寸法の倍サドルを削る必要があります。
しかし、いきなり2mmまで行くのは危険です。
個体の指板のRとサドルのRが合っていないと3,4,5弦で低すぎになりビビる可能性あるので一旦3mm 2.5mmを目指し6弦側2mm 1弦側1.4mmサドルの下部分を削ります。
この削り寸法の計算を理解して下さい。
弦外してサドル抜いて、削る寸法鉛筆でけがき280番ペーパーで削っていきます。
1.4mm~2mmくらいすぐですよ。
そこまで削れたら、またブリッジに仕込みます。しかしテーパーついてるので、また少し厚く入りきらないでしょう。先程の要領で厚い部分を削り仕込みます。
収まったらチューニング。
もう一度Dチューニングで試し弾きします。
ローからハイまで強めに弾いてビビリ出る場所確認します。
Dチューニングで弦の振幅大きいので、もしビビリ出る場所あれば、何弦の何フレットか書いてチェックする必要あります。
さて次は2.8mm、2.2mmを目指して同じ事を繰り返します。
これで初めてノーマルEチューニングして試し弾きします。
スケール630mmのJ-45や000や調子良くない個体ならばこのあたりで強く弾くとビビリ出る場所が出てきます。
大概が5,4,3弦の3~7F 6弦の1,2,3Fあたりです。
開放でビビるのはナットが低いためです。
開放は後でナット制作するので放っておきます。
普通ならばビビリ出だしたらで限界とされますが、2.2mmは美味しくないないです。
この試し弾きの時に確実にびびる場所チェックしておきます。
でっ、ここでだ~!!
トラスロッドを少し緩めます。軽く逆反りにしていたのをビビリ出ない所まで戻します。
トラスロッドはこういう微調整を行うために付いているものです。
強引に回して弦高下げる為のものではない!!
で、また試し弾き。
ビビリはかなり解消されているはずです。
そしたら更に弦高下げ攻めます。
今度は底は削ったら絶対あきません。
この個体は上記試し弾き時点で5弦、4弦にビビリ出てロッド少し(5分程度)緩めて解消されました。
5,4弦の弦高は限界です。
しかし、6、3,2,1弦はまだいけます。
写真の様に6,5弦の間、4,3弦の間に印して削ります。
慎重に5,4弦は下げない様に少しずつ試し弾き、削りを繰り返し、何度も弦外したり、チューニングしたり、ロッドも触りながら攻めて行きます。
しかし、ロッド緩めて順反りにまでは戻しません。
何故なら季節や温度変化、プレイヤーのスタイルによってロッドで微調整出来る余裕を持たせておかなければならないからです。
順反りのネックで限界の弦高にしてしまうとロッド調整不可になります。
私は、こうしてその個体の限界のサドル高を作ります。
余談ですが、軽い順反りのネックが一番良いなどという常識がありますが、誰が決めたんですかね?
ローコードだけ使うならまだしも、タッピングやリード、リフ、ミドル、ハイでのカッティングなどテクニカルな奏法好む人にはミドルレンジの弦高高いのは嫌がられます。
その個体の最高の状態を追求するしかありません。
これでやっとこサドル高が決まりました。
弦の乗るRは平らなままです。
次にオクターブピッチ調整にかかります。
オクターブピッチ調整とは、開放の音と12Fの音が1オクターブ違いになるようにサドルの厚みの中で弦の長さを調整していく作業です。
先にサドルの頭が平らなままならば、弦との接点がすべてサウンドホール側にあり弦長が一番短い状態であるわけです。
その状態で各弦開放と12Fの音確かめ、12Fの音がどれだけ高いかで接点をピン側にずらしていく必要
があります。
12Fでハイなほど長い弦長が必要なのです。
これが狂っていると、高音側に行くほど音がずれ音痴のギターになります。
倍音も出ず、音が濁ります。

このように各弦のピッチポイントを印します。

個体によりポイントは全然違います。
タスクなど一般に売られているものは2弦B線だけ下げられていたりしますが、そんなもんじゃないです。
この個体はD4弦が一番長い必要がありました。
エレキを自分で調整される方などはよくお分かりですよね。
上の写真のポイントに沿って山を作って行きます。
この形はMartinの真ん中より上のクラスのサドル作り方です。
ここまで来たら全体を400、600番のペーパーで仕上げます。
お好きなかたは耐水の2000位まで行くとテラテラに光りますよ。
北川木工はこうしてサドルを作っています。
一般のサドル作り4000円 ロングサドル5000円 です。
やっぱり安すぎるような気が??
まっ 絶対要る物やしこれで行きましょう~!
ありがとうございます。
ナット作りは次回にしますです。
PS 音源アップ
<徒然> 女性ボーカルとのユニットです。Godin モントリオール ループステーションでループ
<Woodman> 北川木工 Vo Gt スーさん Gt 楽団一人 Bass
今回は北川木工のサドル、ナットの制作方法についてレポートします。
多くの方から作り方についてご質問あります。
ギターリペア、調整の基本的でとても大切なパーツですね。
しかし、このパーツは作り手の考え方や演奏のタイプによって
セットアップの方法、方向性が違うということを知っておいて下さい。
これから記す事は、私の考え方、作り方の基本であり、レパートリーの1部です。
リペアの最終段階でサドル、ナットのセットアップ行うわけですが、ネックの状態、フレット擦り合わせなど、終えた上でのセットアップを前提とします。
写真は、いろいろなギターの制作途中の物を使うことになりますが、サドル、ナットの制作を限定にして下さい。
では、始まりはじまり
よくあるご質問にサドル、ナットどちらを先にセッティングするのか?というのがありますが、当然ながらサドルです。
ナットを先にギリギリにセッティングしてサドル高さ落とすと、ナット側でも更に弦高下がり、開放でビビる事になりますよね。
ナット溝削りがリペア、セットアップの最終になります。
サドルを作る時、私は12F1弦3mm 6弦3.5mm位からスタートします。
かなり弦高高いです。
サドルのRは元付いている物や、タスクの汎用の物で型どり、ベースとします。
後々にその個体の指板R、個体癖に合うよう加工していきます。
サドル溝幅、深さは個体によってまちまちです。仕込みの基本として、厚みが足りず弦圧で前に倒れてしまうようなモノは論外です。
市販のサドルの厚みで合えばラッキーですが、そんなことは殆ど無いです。
厚いものから削り出す事になります。
大きめ大きめでやり過ぎないのがコツです。
溝の深さ確かめ、厚いまま、溝より少し長い様に先程の弦高目安に型とり、糸鋸でカットします。
弦の乗るR部分は直角に平たいままにしておいて下さい。
ややテーパーをつけて(溝に入る方を薄く)溝に噛むようにヤスリで削り薄くしていきます。
薄い方が溝に噛んだら、ここで初めて溝の長さに丁度になる様カット、又は削り、溝端の半円に合わせてサドルの端を280番くらいのペーパーで丸めます。
この時点ではまだまだ底にまで入らないはずです。
次に溝底にまで入り込む様に厚みを削る訳ですが、薄くなりすぎない様に写真のように鉛筆で溝の縁を塗ります。
圧着の強い部分は濃く付きます。
これを320番くらいのペーパーで取っていきます。
何度か繰り返すと、うまい具合にきっちり気持よくサドルがおさまります。
しかし、まだ高さは高いので、まだ後で削る必要があります。
とりあえず収まりの練習です。
軽くペンチで引っ張って抜けるくらいの仕込みが理想です。
ピエゾ素子が下に敷いてあるエレアコはちょい緩めにします。
これでサドルを収めてチューニングしてみます。
1音下げDでチューニングします。
この時点では、まだ弦高高くサドルの出も多いので、ノーマルチューニングするとサドルを割ってしまう可能性あるのです。
こんなふうに割れます。
せっかくスカっと収まったのに割ってしまうとショックです。
しかも2枚も・・・
Martinのビンテージなどは薄いので簡単に割れてしまいます。
1音下げにしときなよ。
Martinさんが教えてくれました。
Dでチューニング出来たら、ネックをヘッド側から覗きネックの反りを確認します。
ストレート、或いは順反りならば、トラスロッドを使い時計回りに15分づつくらい締めながら軽い逆反りのネック状態を作ります。
なぜ、ここで逆反りをつくるのか?それは先でビビリチェックするときに分かります。
軽い逆反りでセット出来たら、ここで12Fの弦高を計ります。
です。ちょっとスタート高過ぎでしたね。
まっ 低いよりましです。ご愛嬌。
これを2.8mm 2mmに持って行くにはどれくらいサドル下を削るか計算します。
1,6弦とも1.2mm落としたいので、サドルの底に当たる部分を2.4mm落とす必要があります。
実際に落としたい寸法の倍サドルを削る必要があります。
しかし、いきなり2mmまで行くのは危険です。
個体の指板のRとサドルのRが合っていないと3,4,5弦で低すぎになりビビる可能性あるので一旦3mm 2.5mmを目指し6弦側2mm 1弦側1.4mmサドルの下部分を削ります。
この削り寸法の計算を理解して下さい。
弦外してサドル抜いて、削る寸法鉛筆でけがき280番ペーパーで削っていきます。
1.4mm~2mmくらいすぐですよ。
そこまで削れたら、またブリッジに仕込みます。しかしテーパーついてるので、また少し厚く入りきらないでしょう。先程の要領で厚い部分を削り仕込みます。
収まったらチューニング。
もう一度Dチューニングで試し弾きします。
ローからハイまで強めに弾いてビビリ出る場所確認します。
Dチューニングで弦の振幅大きいので、もしビビリ出る場所あれば、何弦の何フレットか書いてチェックする必要あります。
さて次は2.8mm、2.2mmを目指して同じ事を繰り返します。
これで初めてノーマルEチューニングして試し弾きします。
スケール630mmのJ-45や000や調子良くない個体ならばこのあたりで強く弾くとビビリ出る場所が出てきます。
大概が5,4,3弦の3~7F 6弦の1,2,3Fあたりです。
開放でビビるのはナットが低いためです。
開放は後でナット制作するので放っておきます。
普通ならばビビリ出だしたらで限界とされますが、2.2mmは美味しくないないです。
この試し弾きの時に確実にびびる場所チェックしておきます。
でっ、ここでだ~!!
トラスロッドを少し緩めます。軽く逆反りにしていたのをビビリ出ない所まで戻します。
トラスロッドはこういう微調整を行うために付いているものです。
強引に回して弦高下げる為のものではない!!
で、また試し弾き。
ビビリはかなり解消されているはずです。
そしたら更に弦高下げ攻めます。
今度は底は削ったら絶対あきません。
5,4弦の弦高は限界です。
しかし、6、3,2,1弦はまだいけます。
写真の様に6,5弦の間、4,3弦の間に印して削ります。
慎重に5,4弦は下げない様に少しずつ試し弾き、削りを繰り返し、何度も弦外したり、チューニングしたり、ロッドも触りながら攻めて行きます。
しかし、ロッド緩めて順反りにまでは戻しません。
何故なら季節や温度変化、プレイヤーのスタイルによってロッドで微調整出来る余裕を持たせておかなければならないからです。
順反りのネックで限界の弦高にしてしまうとロッド調整不可になります。
私は、こうしてその個体の限界のサドル高を作ります。
余談ですが、軽い順反りのネックが一番良いなどという常識がありますが、誰が決めたんですかね?
ローコードだけ使うならまだしも、タッピングやリード、リフ、ミドル、ハイでのカッティングなどテクニカルな奏法好む人にはミドルレンジの弦高高いのは嫌がられます。
その個体の最高の状態を追求するしかありません。
これでやっとこサドル高が決まりました。
弦の乗るRは平らなままです。
次にオクターブピッチ調整にかかります。
オクターブピッチ調整とは、開放の音と12Fの音が1オクターブ違いになるようにサドルの厚みの中で弦の長さを調整していく作業です。
先にサドルの頭が平らなままならば、弦との接点がすべてサウンドホール側にあり弦長が一番短い状態であるわけです。
その状態で各弦開放と12Fの音確かめ、12Fの音がどれだけ高いかで接点をピン側にずらしていく必要
があります。
12Fでハイなほど長い弦長が必要なのです。
これが狂っていると、高音側に行くほど音がずれ音痴のギターになります。
倍音も出ず、音が濁ります。
このように各弦のピッチポイントを印します。
個体によりポイントは全然違います。
タスクなど一般に売られているものは2弦B線だけ下げられていたりしますが、そんなもんじゃないです。
この個体はD4弦が一番長い必要がありました。
エレキを自分で調整される方などはよくお分かりですよね。
この形はMartinの真ん中より上のクラスのサドル作り方です。
ここまで来たら全体を400、600番のペーパーで仕上げます。
お好きなかたは耐水の2000位まで行くとテラテラに光りますよ。
北川木工はこうしてサドルを作っています。
一般のサドル作り4000円 ロングサドル5000円 です。
やっぱり安すぎるような気が??
まっ 絶対要る物やしこれで行きましょう~!
ありがとうございます。
ナット作りは次回にしますです。
PS 音源アップ
<徒然> 女性ボーカルとのユニットです。Godin モントリオール ループステーションでループ
<Woodman> 北川木工 Vo Gt スーさん Gt 楽団一人 Bass
2010年11月10日水曜日
Tacoma パプース レギュラーEチューニング計画 ピックアップ取り付け
明けましておめでとうございます。
北川木工です。
昨年も多くのご依頼頂きありがとうございました。
心から感謝です。
ありがとうございました。
昨年は246本のギター修理、調整させて頂きました。
一昨年に比べ、重症患者多く、沢山の勉強させて頂きました。
前回クーラー導入などと書いてから、はや3ヶ月。
久しぶりの更新です。
ご無沙汰の理由は、
ブログ更新する度に、お問い合わせメールやリペアご依頼、中古販売ギターのお問い合わせなどすごい量のメール、お電話を頂くことになり処理するのにかなりの時間がかかってしまい、許容範囲超えてしまいました
で、その後更新するのが怖くなってしまったのでした。
しかし、昨日このブログの関東の読者の方から「ご病気でもされているのですか?3月以上も更新ないので心配で電話しました。」とお電話いただきました。
ありがたいことです。
そうか~ 楽しみにしてくれてる人もいてくれてはるんや。
逃げてたらあかんな。
実際、ギター好きの人達の興味ある修理いっぱいさせてもらってるし、
やっぱり月一は更新していこう と新たに決意したのでした。
また、ぼちぼちですが よろしくお願いいたします。
さて、今回はTacoma パプースをレギュラーEチューニングで使える様に、そしてピックアップ取り着けるという改造計画です。

このパプース、通常ギターの5カポAチューニングが本来のチューニングで、アルト、レキントギターの類のスチール弦仕様です。
押尾コータローさんのカノンで使われ一躍有名になりました。
かわいいです。
弦長485mm
このままノーマルEチューニングしてもべろべろでオクターブピッチも合わず、やっぱりアルトです。
テナーウクレレよりチョイ大きいこのサイズは、何処でも持って行くにはうってつけです。
ウクレレ持って外で遊ぶあの気軽さ。
ギターはなかなかそこまでの気楽さないですよね。
軽く山歩きして渓流の美しい場所に連れて行ったり、サーフィンのお供、キャンプのお供など、そんなウクレレみたいな持ち運びの良いギターあってもいいんじゃん!
マーチンのLMX, ベビーテーラー,ギグパッカー、その他使えるミニギターいっぱいありますが、担いで移動にはやはりデカイ。
アルトでも良いのですが、コード変換せなあかんし、やっとこ覚え出したテンションコードなど使えないし、やっぱりレギュラーEチューニングの出番が多いです。
今まで、ガットのアルトギターを5台程ノーマルチューニング仕様に改造し成功してきたのですが、皆お客様に気に入られて嫁に行ってしまっています。
やっぱりちゃんと使えるちびっ子いいですよ。 ふむ。
スチール6弦ならば更によいのでは?
スチール6弦のアルトなどパプースの他にあるかな?
カバキーニョ改造すれば・・・ とりあえずパプースで。
今まで手がけたガットアルトは弦長520~530mmでした。
こいつは485mm。
失敗でも戻せる様にやってみましょう!
まず、ミデアムゲージ張ってみます。
多少しっかりしたテンションになりますが、やはりピッチは音痴で音も太い弦で詰まってしまいます。
やっぱり、ちょっと改造やな。
と言っても、それ程大げさなな事をする訳でもないのです。
ようはオクターブピッチがしっかり取れるように、サドルを厚くして弦長を伸ばしテンション高めます。
これ、ノーマルのパプースのサドルです。
このサドルはまた元に戻したい時に使える様に取っておきます。
それにピッチ調整してあるので高さサイズ足りず、改造用には使えません。
まず、トラスロッド使ってネックをストレートよりちょい逆反りにセットします。
これはめいっぱい弦長長い状態を作り、テンションを上げるためです。
ノーマルサドル外し、これより少し高いめのサドル作ってブリッジピン側に山を付け(弦長が長くなるように)、ライトゲージでオクターブピッチ確認します。
大分近づいてますが、まだ全弦オクターブは高い音でサドルの幅が足りません。
オクターブピッチの確認方法は、各弦チューニング合わせ、開放と12F押さえた時の音が丁度1オクターブ違いになるかどうかを調べるのです。
12Fの音が低い時はサドルと弦の接点を前に、高い時は後ろに持って行きます。
先程作ったサドルは弦の接点がめいっぱい後ろにしてありますが、それでもまだ足りません。
そこでブリッジから上に出ているサドルにもう一枚牛骨を瞬間接着剤で貼りつけます。
本来ならば、サドル溝幅を広くして2枚分の厚みの牛骨をいれれば良いのですが、それではオリジナルに戻せません。
そのため、出ているサドルに貼り付ける様にします。
貼りつけてしまうと弦高調整で削るのが難しくなるので、この時点で弦高も適正に加工しておきます。
貼り付ける時はブリッジに瞬間接着剤がはみ出て付かないようにするため、ブリッジとの接点に鉛筆で印付け、外して接着します。
接着したサドルを取り付け、もう一度オクターブ確認します。
今度はオクターブピッチちゃんととれそうです。
鉛筆で印してある所が各弦のピッチポイントです。
この場所に弦が乗る様にヤスリで削り込んでいきます。

写真では弦との接点が良くわかりませんが、こんなサドルになりました。
これでライトゲージでレギュラーEチューニングでピッチもばっちりです。
試しに友人とセッションしてリードギター入れてもフレット音痴特有の気持ち悪い音ではありませんでした。
このサドル外してオリジナルサドル付けエキストラライト張ればAチューニングも使えます。
バッチリ使えています。
ヘヘッ!!
ここまで使えるなら、やっぱりライブでも使えるようにしてやりたいのだ。
よっしゃ!ピックアップそうちゃ~く!!
この音からすると、イコライザー付きで手元で音作り出来るプリアンプ付きが欲しいな~。
しかし、ボディ厚があまりないので慎重に選ばなくては。
で、調べてみるとサイズ収まるのがありました。
Fishman Classic4
コンデンサマイク付きやチューナー付きはダメ。
さて、取り付けて行きます。
プリアンプ収めるのに必要な穴の大きさの型紙作ります。
この時点で中のライニング(トップ、バック板をサイドと接着するための糊しろのような材)の中に収まるかしっかり確認します。
型紙の外周を鉛筆で書きます。


ドリルで大まかに外周の内側に穴を開け、引き回しノコ(先の細い特殊なノコです。)で切り取って行きます。


サイド板割れ止めとプリアンプ固定するビスをしっかり受ける為の材を貼り付け、ヤスリで削りこんできれいに処理していきます。
どうやって手の入らない所でピエゾ素子やエンドピンプラグを通すのかと言うと、写真の様にあらかじめ弦を通しておいて釣り上げていくのです。
こんな感じです。
ピエゾ素子が入る分、サドルを削る必要があります。
素子を入れる前にサドルに深さの印付けておき
いれた浮き分を削り落とし高さ合わせます。
ピックアップ組み上げてライトゲージ張り、完成です。
手元のイコライザーで音作りできるのでやっぱり正解です。
低音もズンと出て、ラインの音はとてもミニギターの音ではありません。
弦高も12F1弦1.6mm 6弦2.2mm
指板も広いので慣れると操作性すごく良いです。
弦長短いため、コード押さえるとき真上からきれいに押さえないと
少しでもチョーキング状態で押さえるとハイになってしまうため、
押弦の良い練習になります。
現在当工房で販売中!!
世界で1台?レギュラーチューニング出来るパプース!
傷はトップのピックガード回りに弾き傷、肘あたるあたりにひっかき傷あり。嫌な印象受ける様なものではありません。
オリジナルギグバッグ、オリジナルサドル付き
80000円で~す。 (1/17販売終了しました。 横浜T様お買い上げありがとうございました。)
パプースの音源アップします。使えるギターである事がわかると思います。
生音とエレアコ一人遊び入ってます。お相手はボスのループステーション、録音はSonyICレコーダ。
横の音源玉手箱から聴いてみて下さい。
2チャンネルでパプースはノーマルチューニング絶対出来ないなんて書き込みあったけど
ここにおまっせ!スペシャルチューン。
御興味あればお問い合わせ下さい。
今年も頑張ります!
よろしくお願いいたします。 ありがとうございます!!
北川木工です。
昨年も多くのご依頼頂きありがとうございました。
心から感謝です。
ありがとうございました。
昨年は246本のギター修理、調整させて頂きました。
一昨年に比べ、重症患者多く、沢山の勉強させて頂きました。
前回クーラー導入などと書いてから、はや3ヶ月。
久しぶりの更新です。
ご無沙汰の理由は、
ブログ更新する度に、お問い合わせメールやリペアご依頼、中古販売ギターのお問い合わせなどすごい量のメール、お電話を頂くことになり処理するのにかなりの時間がかかってしまい、許容範囲超えてしまいました
で、その後更新するのが怖くなってしまったのでした。
しかし、昨日このブログの関東の読者の方から「ご病気でもされているのですか?3月以上も更新ないので心配で電話しました。」とお電話いただきました。
ありがたいことです。
そうか~ 楽しみにしてくれてる人もいてくれてはるんや。
逃げてたらあかんな。
実際、ギター好きの人達の興味ある修理いっぱいさせてもらってるし、
やっぱり月一は更新していこう と新たに決意したのでした。
また、ぼちぼちですが よろしくお願いいたします。
さて、今回はTacoma パプースをレギュラーEチューニングで使える様に、そしてピックアップ取り着けるという改造計画です。
このパプース、通常ギターの5カポAチューニングが本来のチューニングで、アルト、レキントギターの類のスチール弦仕様です。
押尾コータローさんのカノンで使われ一躍有名になりました。
かわいいです。
弦長485mm
このままノーマルEチューニングしてもべろべろでオクターブピッチも合わず、やっぱりアルトです。
テナーウクレレよりチョイ大きいこのサイズは、何処でも持って行くにはうってつけです。
ウクレレ持って外で遊ぶあの気軽さ。
ギターはなかなかそこまでの気楽さないですよね。
軽く山歩きして渓流の美しい場所に連れて行ったり、サーフィンのお供、キャンプのお供など、そんなウクレレみたいな持ち運びの良いギターあってもいいんじゃん!
マーチンのLMX, ベビーテーラー,ギグパッカー、その他使えるミニギターいっぱいありますが、担いで移動にはやはりデカイ。
アルトでも良いのですが、コード変換せなあかんし、やっとこ覚え出したテンションコードなど使えないし、やっぱりレギュラーEチューニングの出番が多いです。
今まで、ガットのアルトギターを5台程ノーマルチューニング仕様に改造し成功してきたのですが、皆お客様に気に入られて嫁に行ってしまっています。
やっぱりちゃんと使えるちびっ子いいですよ。 ふむ。
スチール6弦ならば更によいのでは?
スチール6弦のアルトなどパプースの他にあるかな?
カバキーニョ改造すれば・・・ とりあえずパプースで。
今まで手がけたガットアルトは弦長520~530mmでした。
こいつは485mm。
失敗でも戻せる様にやってみましょう!
まず、ミデアムゲージ張ってみます。
多少しっかりしたテンションになりますが、やはりピッチは音痴で音も太い弦で詰まってしまいます。
やっぱり、ちょっと改造やな。
と言っても、それ程大げさなな事をする訳でもないのです。
ようはオクターブピッチがしっかり取れるように、サドルを厚くして弦長を伸ばしテンション高めます。
これ、ノーマルのパプースのサドルです。このサドルはまた元に戻したい時に使える様に取っておきます。
それにピッチ調整してあるので高さサイズ足りず、改造用には使えません。
まず、トラスロッド使ってネックをストレートよりちょい逆反りにセットします。
これはめいっぱい弦長長い状態を作り、テンションを上げるためです。
ノーマルサドル外し、これより少し高いめのサドル作ってブリッジピン側に山を付け(弦長が長くなるように)、ライトゲージでオクターブピッチ確認します。
大分近づいてますが、まだ全弦オクターブは高い音でサドルの幅が足りません。
オクターブピッチの確認方法は、各弦チューニング合わせ、開放と12F押さえた時の音が丁度1オクターブ違いになるかどうかを調べるのです。
12Fの音が低い時はサドルと弦の接点を前に、高い時は後ろに持って行きます。
先程作ったサドルは弦の接点がめいっぱい後ろにしてありますが、それでもまだ足りません。
そこでブリッジから上に出ているサドルにもう一枚牛骨を瞬間接着剤で貼りつけます。
本来ならば、サドル溝幅を広くして2枚分の厚みの牛骨をいれれば良いのですが、それではオリジナルに戻せません。
そのため、出ているサドルに貼り付ける様にします。
貼りつけてしまうと弦高調整で削るのが難しくなるので、この時点で弦高も適正に加工しておきます。
貼り付ける時はブリッジに瞬間接着剤がはみ出て付かないようにするため、ブリッジとの接点に鉛筆で印付け、外して接着します。
今度はオクターブピッチちゃんととれそうです。
鉛筆で印してある所が各弦のピッチポイントです。
この場所に弦が乗る様にヤスリで削り込んでいきます。
写真では弦との接点が良くわかりませんが、こんなサドルになりました。
これでライトゲージでレギュラーEチューニングでピッチもばっちりです。
試しに友人とセッションしてリードギター入れてもフレット音痴特有の気持ち悪い音ではありませんでした。
このサドル外してオリジナルサドル付けエキストラライト張ればAチューニングも使えます。
バッチリ使えています。
ヘヘッ!!
ここまで使えるなら、やっぱりライブでも使えるようにしてやりたいのだ。
よっしゃ!ピックアップそうちゃ~く!!
この音からすると、イコライザー付きで手元で音作り出来るプリアンプ付きが欲しいな~。
しかし、ボディ厚があまりないので慎重に選ばなくては。
で、調べてみるとサイズ収まるのがありました。
Fishman Classic4
コンデンサマイク付きやチューナー付きはダメ。
さて、取り付けて行きます。
この時点で中のライニング(トップ、バック板をサイドと接着するための糊しろのような材)の中に収まるかしっかり確認します。
型紙の外周を鉛筆で書きます。
ドリルで大まかに外周の内側に穴を開け、引き回しノコ(先の細い特殊なノコです。)で切り取って行きます。
サイド板割れ止めとプリアンプ固定するビスをしっかり受ける為の材を貼り付け、ヤスリで削りこんできれいに処理していきます。
どうやって手の入らない所でピエゾ素子やエンドピンプラグを通すのかと言うと、写真の様にあらかじめ弦を通しておいて釣り上げていくのです。
ピエゾ素子が入る分、サドルを削る必要があります。
いれた浮き分を削り落とし高さ合わせます。
手元のイコライザーで音作りできるのでやっぱり正解です。
低音もズンと出て、ラインの音はとてもミニギターの音ではありません。
弦高も12F1弦1.6mm 6弦2.2mm
指板も広いので慣れると操作性すごく良いです。
弦長短いため、コード押さえるとき真上からきれいに押さえないと
少しでもチョーキング状態で押さえるとハイになってしまうため、
押弦の良い練習になります。
現在当工房で販売中!!
世界で1台?レギュラーチューニング出来るパプース!
傷はトップのピックガード回りに弾き傷、肘あたるあたりにひっかき傷あり。嫌な印象受ける様なものではありません。
オリジナルギグバッグ、オリジナルサドル付き
80000円で~す。 (1/17販売終了しました。 横浜T様お買い上げありがとうございました。)
パプースの音源アップします。使えるギターである事がわかると思います。
生音とエレアコ一人遊び入ってます。お相手はボスのループステーション、録音はSonyICレコーダ。
横の音源玉手箱から聴いてみて下さい。
2チャンネルでパプースはノーマルチューニング絶対出来ないなんて書き込みあったけど
ここにおまっせ!スペシャルチューン。
御興味あればお問い合わせ下さい。
今年も頑張ります!
よろしくお願いいたします。 ありがとうございます!!
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