2012年11月22日木曜日

HPに不具合が生じています。

ご無沙汰しております。
北川木工です。

現在HPに不具合が生じております。
たくさんの方々からお知らせ頂き、感謝いたします。

ありがとうございます。
しかしながら、HPは製作委託しているため、私の操作できる範疇でないのです。
もちろん製作し管理してくれている友人も復旧対処してくれているのですが
すぐに復旧するのは難しい様です。

ブログ、HPの効果か、更新すると対処できないほどの問い合わせや質問がくるため、
怖くて今はブログも更新出来ていません。

従来の木工、漆の仕事は弟子達に任せ、ギター修理に専念していますが、
人一人で出来る手仕事などほんとしれたものです。
ましてや思い入れある大切なギターをお預かりして、復活させていく作業は
簡単に進むものではありません。

正直、私自身の見積もりが甘く、想像以上に時間がかかってしまう
のが常です。

このギター修理の仕事は、最初から最後まで自分の納得行くように、
私一人で進めさせて頂いております。
こつこつ坦々と進む意外に方法はないのです。

今は受けた仕事を確実に収める事に専念し、営業活動はしばしお休み状態に入っています。

納期の方も多分に漏れず遅れてしまっています。

申し訳ありません。

最近は、非常に重症な修理依頼が多く そんなギター様達から
掛け替えのない濃密な、鳥肌の立つような修理方法や情報を学ばせていただいています。

毎日非常にエキサイティングです。
頭も体もフル回転でのめり込んでいます。

しばらくなりを潜めていたため、多くの方々にご心配おかけしてしまっている様です。
廃業したわけでも、体壊したわけでもありません。
元気に毎日仕事させていただいています。

もう少し埋没させておいてください。

心から感謝いたします。
ありがとうございます!

2012年6月8日金曜日

Gibson LG-2 1940年代?

こんにちは。 北川木工です。

長い間気にかかっていた大修理に、やっと4月から着手し出しました。
このギターは、2年前に神戸のミュージシャンの方からお預かりしました。
が、去年、一昨年とどうしようもない忙しさと
このギターのあまりに損傷激しさに気後れし、なかなか手を出せなかったものです。

無期限でお預かりしたものの、ずっと気がかりでした。
春に意を決し取り掛かり出しました。


戦前のGibson字態
バナーヘッド

モデル名やシリアルナンバーは
どこにも見当たりません。









ネックは3ピース
オープンバックペグ

トラスロッド無し
極太三角ネック











そしてボディーは・・・・



このような状態です。

この損傷は阪神大震災の時に
起こってしまった不測の事故でした。

チップボードケース収納されていましたが、
上から重い機材が落ちてきて潰された
らしいです。

私は、京都にいましたが凄まじい縦揺れ状態
でした。




内部のブレージングもバラバラ トップはネックブロックを起点に縦割れだけでなく横にもへし折れています。

出来るだけオリジナルの材を使って修復し、塗装まで仕上げる約束です。

バック板剥がしトップ板修復していくか、トップ剥がしバラバラの状態で修復するか
散々悩みました。
横割れの折れを修復するにはトップ剥がしバラバラのピースを繋ぎ合わせるしかないと思い方針が決まりました。



トップ板を剥がす準備をします。

スクレーパーに剥離材をつけながらバイディングを外して行きます。









これをまた使いたいのでダメージ与えぬ様
慎重の剥がします。

熱を加えて剥がすと伸びてしまって再度
使えないので、剥離材で接着剤溶かし
ゆっくり剥がします。








ドライヤーで熱を加えながらトップ板を剥がします。


















あちこちにダメージがあり、また乾ききった
材のため材自体が弱ってもろく、力任せの無理強いは禁物です。












まず、左ピース剥離












続いて右ピース剥離














センター下部剥離

この工程にはブレージングを剥がしながらの
作業が当然必要なわけで、ホールから手を
入れてブレージング剥がす、剥離材使う、
熱かけるなど、
一筋縄では行かぬ作業でした。

こんなバラバラになったトップ材剥がし作業は
なかなか経験出来ないです。


さて、残ったネックブロック周辺の剥離。
これは厄介です。
何故なら、ネックがダブテールジョイントで収まっているため、どう考えてもこのピースは
抜けないのです。

ネック外すか、ダブテール部割るつもりで強引に行くか
思案です。

続きは、また次回で!






2012年5月24日木曜日

Martin 00-18 1946


Top割れ 、ブリッジプレート損傷 修理


マイクロスコープでトップ割れ内部調べる。

割れどころか、内部はえぐれている。
表から表面のみボンド刷り込まれた状態。
一時しのぎの修理が開いてきている。

エポキシ樹脂を埋め、パッチ修理
これでもう開くことはないだろう。






ブリッジプレート内部

弦のエンドボールが食い込みメープルの
プレートが損傷

メープル材を貼り付け補強修理