ギグパッカーはナイロンとスチールモデルがあり、
オール単板でミニギターながらフルスケールを持ち、
音良く、使えるギターです。
この個体はビビリ音がします。と持ち込まれました。
旅のお供にいつも連れられて、良く弾きこまれています。
調べてみると、やばっ! バックブレージング外れています。
それもあちこち。

手はまるで入りません。どうやって調べるか?
そこでこんな道具作りました。

この先っちょでブレージング貼り付け部さぐり、
浮き具合調べました。
あかん!全部浮いてる。
バックブレージング4本、各ブレージングとも真ん中だけ
付いて端6箇所外れていました。
持ち主と連絡取り相談。
本来ならバック板外して、修理、組みなおしが最適ですが
予算的に3万ほどになり、ちょっとオーバーのため
バラさず修理することにしました。
手が入らないので、先ほどのジグを使い1箇所づつ
タイトボンド潜り込ませて行きます。
丁寧に、何度も。
余分にはみでたボンドもジグにウエスを巻きふき取り。
ブレージング押さえるのも通常方法では無理なので
場所に応じて考えました。

2日に一箇所のペースで2週間かけて完了。
ビビリ、ばたつき治まり、またあちこち旅のお供に連れられて
活躍しています。 めでたしめでたし。
修理費用 18000円
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