2010年1月7日木曜日

PARKER P8EB トップ浮き ボディー変形 修理 ピックガード製作

あけましておめでとうございます。
久しぶりの更新です。
年末は、今年中に・・・という駆け込み修理に追われ31日まできりきり舞いでした。

おかげさまで昨年207本のギター達の修理させていただきました。
ありがとうございました。

今年もがんばります!!

今回はアメリカから個人輸入したParker P8というギターです。
斬新な形(けったいな形?)したハイブリッドエレアコ、シダー&メープル単板、深胴タイプです。
ピックアップはハムとピエゾブレンドでえらいパワーあり、生音も良いと噂に聞いていました。
個人的にすごく興味あり、アメリカの仕入れ先からジャンクで安く手に入る情報あったので悩むことなく買ってしまいました。

僕はバンドでリードギター担当なのでハムのブレンドが大好きなのです。


到着してチューニングしてみると、説明どおりボディー変形するジャンクです。
さてさて 出番です!











このギターの変形の仕方は、通常のセンターホールフラットトップのトップ浮きとは違い
Ovation Eliteの様にブリッジ下が軽く浮き、サドル側が下に沈み込むタイプの変形を
起こし、ホール周り、ブリッジ横に縦にしわがはいる症状でした。



チューニングして弾いてみると、確かに音は良い!
シダー特有の立ち上がり、メープルの甘いそしてしっかり芯のある音。
しかし、トップ浮き特有のポコポコした高音の出ない音で、
これは修理すれば化けるぜ!ひっひっひっ。鈴なり出してやるっ! 
と気合が入りました。

サウンドホールから手を入れて探ってみるとスキャロップされたXブレージングの周りに
小さなブレージングが沢山あり、初めて見るタイプのブレージング形状にワクワクしました。
どれもが細く、トップの厚みもかなり薄いです。





しわのより方や、落ち込み方、ふくれ方からいろいろなパターンで試行錯誤し
写真のようなブレージングを追加しました。



2本は硬くねばりのあるヒバ材で、1本は柔らかく
軽いシダー材でブレージングを作り、
適所に接着しました。












完全に乾燥させ、納得の調整ほどこし、
いざ 試し弾き 

ぶへっへっへっ!!
やっぱりオイラ天才!
すごいやん。これはなんちゅうサスティーン
低音はお腹に音がぶつかってくる!

よっしゃ 次のライブは出番や!

と大はしゃぎしました。

んで、前の持ち主がピッキング傷付けてたのでピックガード作りました。



ちっこいパーカーのピックガード。

これは可愛いんでないかい と
自画自賛。









このParkerのライブ音源アップします。
バンドはWoodMan  地元でやってるおっちゃんバンドの一つです。
Live House竹の音にて。外部プリアン、エフェクター無し、PA直です。

メンバー
すーさん   Larrivee LV03E
はるさん   Godin フレットレス5弦ベース
北川木工  Parker P8 ボーカル

曲はグレートフルデッドなど多数のバンドがやってる 
I know you rider ってもともとブルーグラスの曲をマイナーで変曲?しました。

横にあるbox.netをクリックして聴いてみてください。
やっとここのBoxの使い方わかりました。
といっても ぜ~んぶ息子におしえてもらっているのですが。
ごめんね。アナログおやじで。ありがとね。感謝!

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